アベリア「カレイドスコープ」

科名: スイカズラ科 (Caprifoliaceae)
和名: アベリア「カレイドスコープ」
学名: Abelia x grandiflora ‘Kaleidoscope’
英名: Abelia ‘Kaleidoscope’
区分: 低木 常緑
サイズ: 160cm (高さ) x 200cm 以上 (幅)
日照: 日当たり~半日陰

 

この植物のレビュー編
評価:   1   良 (人にすすめたい)   0  中立   0   悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評 価 レビュー
2017年10月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

アベリア・グランディフロラの約50園芸品種の中では、カレイドスコープは人気が最も高いと読んだことがあります。理由は幾つかあります。まず、葉っぱには鮮やかな斑入りがあって、晩秋の寒さに当たると色が更に濃くなることが挙げられます。次に、カレイドスコープは他品種よりも下部の葉っぱを持ち続ける傾向があるので、枝ばかりの姿になりにくいことも挙げられます。冬に一部の葉っぱは落ちますけれども、関東の沿岸部では「常緑」の基準に達します。そして、コンフェッティという品種(レビューはこちら)では先祖返りは結構起こりやすいですが、カレイドスコープでは斑のない枝を見たことがないです。遺伝子レベルで安定している品種と言えるでしょう。

全てのアベリアに関して言えますが、枝が細かくて葉っぱが小さいため、刈り込みはよく効きます。角張った四角形にもできます。刈り込むと、花の数とそのいい香りは減りますが、新梢から蕾はまた出ます。花期は初夏から秋にかけて長く続いて、チョウも時々訪れます。しかし、カレイドスコープの場合、鮮やかな葉っぱを背景に、小さくて白い花はそれほど目立ちません。

アベリアは土を選びませんし、病害虫がほとんどなく、日照や水やりの許容範囲が広くて手間がかからないので、基本種は「緑地の救世主」と言ってもいいですが、カレイドスコープはそこまで公の場で使われていません。

余談ですが、Kaleidoscope は「音声」ではなく、「文字」で日本語に入ったようです。英語の発音はカライドスコープに近くて、「万華鏡」という意味です。