ユーコミス

科名: キジカクシ科 (Asparagaceae)
和名: ユーコミス または パイナップルリリー
学名: Eucomis sp.
英名: Pineapple lily, eucomis
区分: 宿根草 落葉
サイズ: 種や園芸品種によって違うが、100cm (高さ) x 60cm (幅)
日照: 日向 ~ 半日陰

 

この植物のレビュー編
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評価 レビュー
中立 2023年4月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

ユーコミス属は、アフリカ南部原産の12種の球根植物から成っています。一昔前は、幻の植物でしたが、近年は、普通に出回るようになっています。値段も下がってきているので、失敗を恐れずに植えてみることができます。

ユーコミスは、春植え・夏咲きの球根ですが、苗で買うこともできて、植える時期にあまりこだわらなくてもいいです。私は、改良した土壌が深くて、バラやナンテンやチョウジソウが植わっている花壇にユーコミスを追加しましたが、第一の印象は「育てやすい」ということです。冬には、乾燥気味の土に地植えしてあれば、だいたいのユーコミスは‐17度の低温までは耐えるそうです。春になると地面から葉っぱが真っすぐ上へ伸びてやがて開きます。花茎が葉っぱよりも高く伸びて、豪華な花は南国の雰囲気を漂わせます。虫による食害がほとんどなくて、梅雨でも真夏の暑さでもユーコミスの様子はあまり変わりません。多少の日陰でも、花は咲きます。

しかし、気になる点は二つあります。先ず、ユーコミスは風に弱いです。やや肉厚の葉っぱは、中央の葉脈が一度折れたら、折り目より上の部分はいつまでも垂れることになって、元の形に戻りません。よくあることです。そして二つ目は、12月から葉っぱがぐちゃぐちゃになって、死んだ緑色のタコのように見えます。面白い変化ですが、きれいではありません。真冬には、ユーコミスの地上部が完全に消えて、庭の景色に穴がぽかりと開いたものになります。

ユーコミスを育てるには、風が当たらない植え所を確保することが必須条件です。

因みに、ユーコミスの園芸品種がたくさんあって、写真に出ているのは ‘Twinkle Stars’ と言います。