ハツユキカズラ

科名: キョウチクトウ科 (Apocynaceae)
和名: ハツユキカズラ
学名: Trachelospermum asiaticum ‘Hatsuyukikazura’
英名: Asiatic jasmine ‘Snow-N-Summer’ (登録品種名)
区分: つる 常緑
サイズ: 20cm(高さ) x 広がる
日照: 日当たり~明るい日陰

 

この植物のレビュー編
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評 価 レビュー
2024年2月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

テイカカズラは日本に自生していますが、基本種よりも葉っぱのきれいな園芸品種が庭植物として使われることが多いような印象を受けます。ハツユキカズラはその園芸品種の1つです。オウゴンカズラもよく出回っています。

ハツユキカズラは同属のスタージャスミンほど器用にフェンスに登りませんが、それでもその使い道がいくつかあります。私は、主にグラウンドカバーとして使っています。ハツユキカズラは広がるペースがあまり速くないですし、石やコンクリートのハードな面の上にツルを出す前に行儀よくためらうので、切り戻しは年に1,2回だけでいいです。枝葉が密に出て、低めのグラウンドカバーの中では、雑草を抑える力はトップクラスです。落ち葉はある程度吸収しますが、葉っぱの大きい落葉樹の真下に植えると落ち葉に埋もれて見苦しくなるでしょう。

ハツユキカズラは幅広い栽培条件に適応します。私は、日当たりのいい場所と日差しが1日に1,2時間しか当たらない場所に植えてみましたが、どちらの個体も元気です。葉色、密度、成長スピードなどに差がほとんどないです。敢えて言えば、日照時間が短い方は翌年まできれいな葉色を長く保ちます。

ハツユキカズラは石壁に張り付いて登りますが、ワイヤープランツよりもスピードがかなり遅いので、あまり気になりません。数年育てても、花を見たことがないです。リーフプランツと思った方が良さそうです。耐寒性は−18度ぐらいまでなので、北日本の中には育たない地域もあるでしょう。ハツユキカズラは、あくまで庭の脇役ですが、優良な脇役です。