科名: | ウコギ科 (Araliaceae) |
和名: | イングリッシュアイビー |
学名: | Hedera helix |
英名: | English ivy |
区分: | つる 常緑 |
サイズ: | 拡大を続ける |
日照: | 日当たり~日陰 |
この植物のレビュー編
評価: | 0 良 (人にすすめたい) | 1 中立 | 0 悪 (植えれば後悔するだろう) |
評 価 | レビュー |
中立 | 2017年4月に、神奈川県の Greg はこう書きました:
ヨーロッパ原産の植物は日本のガーデナーに人気が高いですが、その中には、日本の風土に適していないものもあります。ヨーロッパのサルビアやアルケミラはすぐ思い浮かぶ例です。イングリッシュアイビーはそういう弱々しいタイプではありません。米国やオーストラリアでは、「有害な外来種」という指定を受けていますし、アメリカの複数の州では販売が禁止されるほどの厄介者です。イングリッシュアイビーを放置すれば、多様性のある環境はアイビーしか生えない「アイビー砂漠」になってしまうことがしばしば指摘されています。 私の家の裏庭は道路より2m ぐらい低くて、小石や枯れ葉がよく落ちてきたので、路面と柵の間が塞がれるようにイングリッシュアイビーを植えてみました。植えた場所は砂利道で、夏に太陽、冬に寒風が強く当たります。雑草でさえ苦労する条件です。この3~4年間、アイビーには水も肥料も与えていないのに、時々切り戻さないと殖え過ぎます。この強さが問題の原因です。 登るものがなければ、イングリッシュアイビーは地面に広がりますが、壁や木があれば、30m の高さまで登ると云われています。気根を出してものにくっつくので、剥がす時に家の壁に大きな被害を与えます。擁壁から剝がすと、モルタルまで取ってしまうことがあります。鳥は実を食べて、種子の拡散を手伝います。用途はありますが、植えどころを慎重に考えてください。ところで、イングリッシュアイビーの園芸品種は40種にのぼると云われますし、斑入りのものは光合成が緩やかな分、成長も遅い可能性があります。 |