イヌツゲ「スカイペンシル」

科名: モチノキ科 (Aquifoliaceae)
和名: イヌツゲ「スカイペンシル」
学名: Ilex crenata ‘Sky Pencil’
英名: Sky Pencil holly
区分: 低木 常緑
サイズ: おそらく 3m (高さ) x 60cm (幅)
日照: 日当たり~半日陰

 

この植物のレビュー編
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評 価 レビュー
2016年8月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

イヌツゲは日本の山で普通に見かける灌木ですが、園芸品種は10種以上あります。ホームセンターでよく販売されるキンメツゲ、マメツゲ、ゴールデンジェムなどもそうです。もう1つの品種は、アメリカで開発されたスカイペンシルです。極めてスリムで立性の強い姿はコニファー以外の低木には珍しいので、庭で活躍の場が多そうですが、致命的な欠点もあります。

私は、6,7年前にスカイペンシルを植えましたが、それほど年数が経たない内に異変に気付きました。葉っぱには虫の食害が出たり、茶色くなったりしました。夏なのに、木を軽く叩いただけで、枯れ葉が悪質なふけのように落ちました。この2,3年、スカイペンシルは全く成長していません。なぜならば、成長と食害は拮抗しているからです。害虫を調べてみたら、イヌツゲはハマキムシやメイガに弱いことが分かりました。細菌による病気にもかかりやすいそうです。私のスカイペンシルはハマキムシにやられている可能性が高いですし、病気も絡んでいるかも知れません(害虫自体をほとんど見かけないので、意外と断定しにくいです)。

殺虫剤を使うという手もありますが、最初から「ハチに害を与えそうなスプレータイプの殺虫剤は使わない」と決めたので、木が枯れても使いません。スカイペンシルと同じ一画の土地には矮性キョウチクトウ、ヒメクチナシ、カリブラコアなどが植わっていて、どれも健康状態がよさそうです。多数決で、環境がそれほど悪くないことが窺えます。悪くない環境を提供して3品種のイヌツゲで失敗した私は、2度と植えません。

因みに、イヌツゲの代替品がほしければ、マサキ、ハクチョウゲ、アベリア、カンツバキ、ヤポンノキ、矮性トベラなどがあります。スカイペンシルの樹形に拘れば、コニファーしかないでしょう。