ホスタ「ソースイート」

科名: キジカクシ科 (Asparagaceae)
和名: ホスタ「ソースイート」 (ホスタ = ギボウシ)
学名: Hosta ‘So Sweet’
英名: Hosta ‘So Sweet’
区分: 宿根草 落葉
サイズ: 約 1m x 1m (花茎を含む)
日照: 半日陰 ~ 日陰

 

この植物のレビュー編
評価:   1  良 (人にすすめたい)   0  中立   0  悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評価 レビュー
2016年1月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

「ギボウシ」と呼ばれてきた植物の属名はホスタ (Hosta) で、近年は「ホスタ」と表示されることが段々多くなっているような気がします。ホスタの園芸品種は約3,000種に上ると言われますが、私が栽培している7品種という限られたサンプルの中では、ソースイートは際立って優秀だと思います。

ソースイートは中型のホスタで、色や柄はそんなに変わっていませんが、いい特徴がいくつかあります。その1つは、大半のホスタよりも葉焼けが起こりにくいことです。ホスタはもともと林床の植物で、真夏の日差しが数時間当たり続けると葉焼けを起こすのが普通ですが、ソースイートは1日に数時間の直射日光であれば、無傷です。私は、本来ホスタにとって日当たりの良すぎるところにソースイートを植えてしまったため、葉色がほんの少し褪せることがありますが、5年~6年経っても本格的な葉焼けはまだ起きたことがありません。乾燥すると葉焼けが起こりやすくなります。

第二の特徴は、ソースイートはサイズの割には、花が大きくて豪華なことです。花茎が長くて丈夫なので、花は完全に葉っぱの上に開花しますし、倒れる心配はありません。そして、花期はホスタとしては遅め(8月がピーク)です。私は、暑くなるほど涼しげな花が見たくなるので、ソースイートはほぼ完ぺきです。  株が大きくなったら、株分けをしてもいいです。タネによる繁殖を見たことがないですし、地下茎はないです。

注意点は1つあります。冬になるとホスタの地上部は完全に枯れます。ソースイートの場合は、花茎が残りますが、ほとんど何も残らない品種もあるので、ホスタを使いすぎると冬の庭は非常に殺風景になります。ところが、カナダではホスタは大人気です。冬になると地面が深い雪に覆われるので、ホスタの地上部がなくても庭の景色が全然変わらないというのが理由の1つでしょう。雪がないと穴がぽかりと開きますけど。