ブッドレア「藍姫」

科名: フジウツギ科 (Buddlejaceae)
和名: ブッドレア「藍姫」
学名: Buddleja ‘Blue Chip’
英名: Blue Chip butterfly bush
区分: 低木 半常緑
サイズ: 70~80cm (高さ) x 130cm (幅)
日照: 日当たり (耐陰性は少しある)

 

この植物のレビュー編
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評 価 レビュー
2017年10月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

ブッドレア属は、100種以上の植物を含むそうですが、園芸関係では「ブッドレア」と言えば、中国原産の Buddleja davidii とその交雑種を指すことがほとんどです。「藍姫」も交雑によってできた品種ですが、おそらく海外の「ブルーチップ」と同じものです。そうであれば、特許は2009年に出たので、かなり新しい品種です。

本来、ブッドレアは4~5m の高さにもなりますが、インターネット記述によりますと、藍姫(ブルーチップ)の高さは60~90cm です。こんなに矮性のブッドレアが出回った時から、誉め言葉一色で歓迎されましたが、私は時々頭をかしげて「この投稿者は実際に藍姫を見たことがあるのかな?」と思ったこともあります。まず、樹形は不均等です。私の藍姫は、地面からある方向に枝は20cm しか伸びていないのに対して、反対方向には90cm も出ています。一方は高く、他方は低くて、まとまりがなく、環境要因で説明できない樹形です。そして「枯れた花がらを切らなくてもいい」のは藍姫の売り文句の1つですが、私の経験では、花がらはいつまでも枝から落ちません。段々黒くなって、やがて黒い方は現役の青紫色の花よりも多くなります。あまりきれいではありません。

ブッドレアの英名であるbutterfly bush(蝶々の木)が示す通り、チョウが夏から秋にかけて花に集まる植物ですが、ランタナやダルマギクなど、同じぐらいチョウを引き付ける植物は珍しくないですし、どれも藍姫より形が良くて、それぞれの評判は現実に見合っています。