ヒルザキツキミソウ

科名: アカバナ科 (Onagraceae)
和名: ヒルザキツキミソウ (昼咲月見草)
学名: Oenothera speciosa
英名: Pinkladies, Mexican primrose, pink evening primrose
区分: 宿根草 半常緑
サイズ: 立っている場合は 40~50cm (高さ) x 広がる
日照: 日当たり (耐陰性は少しある)

 

この植物のレビュー編
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評 価 レビュー
中立 2021年4月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

ヒルザキツキミソウは、ガウラと同じく北米原産のアカバナ科の宿根草です(分布の地図はこちら)。しかし、ガウラほど人気がないです。長所と短所を整理してみましょう。

長所:日がガンガン照りつけて乾きやすいやせ地の所でも生えます。その上、5月から2か月ぐらい咲き続ける花はとてもきれいです(今年の開花は4月下旬かも知れません)。

短所:タネや地下茎の両方で猛烈に広がりますし、タネは数メートル横に飛びます。土がよいほど広がって、取り除くのは大変難しいので、花壇に植える花ではありません。しかし、やせ地では、広がり方は不均一で、なかなか雑草や浸食を抑えるグラウンドカバーになりません。「荒れ地の飾り物」という狭く限定した使い方しかお薦めできません。

私の庭に、石がゴロゴロ入っていて、日当たりのいいやせ地のスロープがあるのですが、そこにヒルザキツキミソウを植えてみました。浸食の対策になっていないことに気づいたので、追加にマメ科のクラウンベッチを植えてみました。両方とも超強健な植物ですが、これまでどちらも相手を絞め殺す気配がありません。

ヒルザキツキミソウは真っすぐに立たない傾向があって、茎が50センチに伸びても地面から30センチぐらいの高さにしかなりません。花にはチヨウやハチがあまり寄りません。植物本体は、冬にやや汚くなって、雑草っぽく見えます。唯一の取り柄は花のきれいさです。

追加:今年の開花は4月19日でした。