ハクサンボク

科名: レンプクソウ科 (Adoxaceae) (Viburnaceae とも言う)
和名: ハクサンボク (白山木)
学名: Viburnum japonicum
英名: Japanese viburnum
区分: 低木 常緑
サイズ: 250cm (高さ) x 250cm (幅)
日照: 日当たり~半日陰 (耐陰性がかなり強い)

 

この植物のレビュー編
評価:   0  良 (人にすすめたい)      中立    悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評価 レビュー
2022年7月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

ガマズミ属(ビバーナム属)のオオデマリ、ヤブデマリ、サンゴジュなどに比べて、ハクサンボクの知名度は低いですが、私は使い勝手のいい庭木と見て購入しました。

ハクサンボクは、伊豆諸島や愛知県から沖縄にかけて自生していますが、自然分布は石川県の白山まで及ばないそうです。樹高は、日本の情報源によりますと6m までとなっていますが、海外のサイトでは、通常2.5m と記されています。私のハクサンボクは、成長が遅くて私が生きている間に3m には達しないような気がするので、3m 未満と見込んでいいと思います。

ハクサンボクは、肥沃で適湿な土に植えて、一日に2,3時間の日当たりを確保すれば、手間がかからない木です。熱海市の姫の沢公園では、暗い森の中で生きているハクサンボクを見たこともあります。葉っぱは、厚みや光沢があって、入れ替わりが少ないです。

ハクサンボクには、二つの欠点があります。先ず、開花期が短いです。花の見ごろは十日間を超えません。でも、それよりも遥かに大きな問題は害虫です。ハムシによる被害のないサンゴジュをほとんど見ないのと同様に、ハクサンボクにも同じような被害が多いです。両方の被害はあまりにも酷似しているので、おそらく同じ昆虫によるものでしょう。殺虫剤を使えばハチを殺すことにもなるかも知れないということで、虫食い状態の葉っぱで我慢しています。これさえなければ、評価は「良」です。

二個以上のハクサンボクを植えれば、秋に赤い実が期待できますが、一個だけで実の出来は悪いです。

2022年10月の追加:

ハクサンボクは成木になるにつれて虫による食害は減るだろうと思っていたのですが、逆に増えています。無傷の葉っぱはあまりなくて、半分以上食べられた葉っぱも少なくないです(6番目の写真)。もうこの木は観賞価値がないので、評価を引き下げます。