ニチニチソウ

科名: キョウチクトウ科 (Apocynaceae)
和名: ニチニチソウ
学名: Catharanthus roseus
英名: Madagascar periwinkle, periwinkle, annual vinca
区分: 小低木 常緑 (日本では、一年草扱い)
サイズ: 1m x 1m (日本では、30cm x 30cm)
日照: 日当たり

 

この植物のレビュー編
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評 価 レビュー
中立 2023年1月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

ニチニチソウは、よく言えば「定番の花」ですが、悪く言えば「ほとんど気付かないほどありふれている花」です。確かに大量に出回って、大量に植えられる花です。でも、あんなにこぼれ種を出す花は、毎年買う必要があるのでしょうか。

ニチニチソウは、マダガスカル原産の低木です。そう、宿根草ではなくて、低木です。寒さに弱くて、日本の太平洋側でも冬越しができないので、一年草扱いです。しかし、春まで枯れた株を放っておけば、不思議な現象が見られます。地面はニチニチソウの苗にびっしり覆われることになります。芝生に近い密度なので、苗をその場所で使いたいなら、90%以上間引きする必要があります。腰が痛くなる細かい作業です。欠点はそれだけではなく、前年のこぼれ種を使った場合、最も早い花でも咲くのは7月ごろになります。ホームセンターでゴールデンウィーク辺りに新しい苗を買うよりも二か月ぐらい遅いです。間引きの手間やちょっと遅い開花が構わなければ、前年のこぼれ種を使ってみてください。私は、二年続いてそうしても、連作の悪影響が全くありませんでした。

ニチニチソウの最大の特徴は、暑さや乾燥に強いことです。とは言っても、水はけのいい所に植わっていれば、梅雨も難なく通過します。害虫が付きませんし、花期は霜が降りるまで続きます。寒くなる前に家に取り込んで、暖かい南窓の前に置いて湿気を避けて管理すれば、二年目で本来の小低木の姿が見えるかも知れません。そこまでする人は正に「通」です。