ダンギク

科名: シソ科(Lamiaceae)
和名: ダンギク (段菊)
学名: Caryopteris incana
英名: Bluebeard, blue spirea
区分: 低木 落葉、でも宿根草として扱われることが多い
サイズ: 40~70cm (高さ) x 60~90cm (幅)
日照: 日当たり

 

この植物のレビュー編
評価:  1  良 (人にすすめたい)    中立   0  悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評 価 レビュー
2019年11月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

地球温暖化が進む中、ダンギクは打って付けの花です。日本国内では、ダンギクの分布は、九州が北限だそうです。好きな環境は日当たりの良い、海岸に近い岩山だそうです。この条件からすれば、暑さに強いことが窺えます。その上、関東の低地では地植えのダンギクは問題なく冬を越すので、貴重な花です。

私は、この耐暑性を利用して、日当たりのいいロックガーデンにダンギクを植えてみました。どんどん伸びて花がよく咲きました。花がらを取らなかったため、翌年にあちらこちらでこぼれ種からできた20個ぐらいの苗が生えました。面白いことに、窮屈そうで土の少ないロックガーデンに生えてきた苗は、岩のない平坦地に生えた苗よりも生育が良くて、大きくなりました。日に当たった岩の余熱がいい影響を与えたのかも知れません。因みに、普通の青花の親株から白花ダンギクも偶発的にできました(写真参照)。ガザニアは同じロックガーデンに植わっていますが、今年は、ガザニアの数が少し減って、ダンギクが優勢な印象を受けます。水はほとんど与えていませんし、初肥料もまだです。

私の経験では、ダンギクの花は9月に咲き始めて、10月に最盛期を迎えて、11月に入ってから終わります。まさに「秋の花」です。ダンギクの花は、ハチやチョウの好物で、天気さえよければ朝から賑やかです。

注意点はあります。新梢に花が咲く植物の場合、切り戻す時期は「早春」と思われがちですが、ダンギクは違うようです。昔、2,3月に切り戻したダンギクは、しばらくすると枯れました。偶然のことと思いましたが、今年も同じことが繰り返されました。枯れる前にこぼれ種で殖えたのは不幸中の幸いと言えそうです。