キンミズヒキ

科名: バラ科 (Rosaceae)
和名: キンミズヒキ (金水引)
学名: Agrimonia pilosa var. japonica
英名: Hairy agrimony
区分: 宿根草 落葉
サイズ: 1m (高さ) x 1m 強 (幅)
日照: 日当たり~半日陰 (明るい日陰でも大丈夫かも知れない)

 

この植物のレビュー編
評価:   1  良 (人にすすめたい)   0  中立   0  悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評 価 レビュー
2017年8月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

キンミズヒキは、日本を含めた東アジアや東南アジアに広く分布している宿根草です。野趣溢れるため、「山野草」の分類にされることが多いです。日本人が昔から親しんでいるミズヒキとは、ほとんど関係のない別科の植物です。近くから見ると両種はそれほど似ていないことがよく分かります。

茎が細くて、葉っぱにきれいな脈が入っていて、とてもデリケートに見えるキンミズヒキですが、見かけによらない丈夫さを持っています。まず、茎が「紐状」と言ってもいいぐらい細いですが、激しい雨でも倒れることはないです。そして、8月になっても、虫による食害はほぼゼロです(ミズヒキには食害あり)。ちょっと残念ですが、ハチやチョウも寄りません。キンミズヒキは林内の植物だそうです。しかし、私は西日がよく当たるところに植えて2年になりますが、葉焼けを起こしていません。ありがたい順応力です。更にいいことに、こぼれ種で程よく殖えます。私の庭の場合、本体から 2~3メートル半径に20個ぐらいのタネが発芽しました。その一部を間引きして、残りを育てています。ミズヒキなら、数百個のタネが発芽して、迷惑にしかなりません。

キンミズヒキは、茎の先の方に、小さい黄色い花を穂に近い形で咲かせます。でも8月~9月の花期を除いて、かなり地味な植物です。しかし、「黄金品種」も流通して、これを推奨します(写真参照)。淡黄緑色の葉っぱは目を引いて、地味と言えない鮮やかさです。

2019年5月の追加:

上記の文章では、「こぼれ種で程よく殖える」と書きましたが、訂正したいです。新しい庭(GG2.0)の環境が違うためか、キンミズヒキはこぼれ種で爆発的に殖えています(写真参照)。前年の秋に花茎を切りましたが、ちょっと遅かったのでしょう。今年の4月には、地面が見えないほど新しい苗がびっしり生えてきました。このような事態を未然に防ぐなら、花がピークを越えてから早いうちに花茎を切って処分した方がいいと思います。