キチジョウソウ

科名: キジカクシ科 (Asparagaceae)
和名: キチジョウソウ(吉祥草)
学名: Reineckea carnea
英名: 通常、学名で呼ばれる
区分: 宿根草 常緑
サイズ: 約 30cm (高さ) x 広がる
日照: 半日陰 ~ 日陰

 

この植物のレビュー編
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評価 レビュー
2017年1月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

キチジョウソウはきめの粗い芝生のように見える植物です。しかし、イネ科ではなく、ハランやヤブランと同じキジカクシ科に分類されます。そして、ハランやヤブランと同様に、グラウンドカバーに向いています。

キチジョウソウを検索すると、だいたい「育て方」の所には「半日陰」や「湿気のある所」と書いてあります。私は異論を展開するつもりはないですが、栽培条件にはかなりの幅があると思います。私のキチジョウソウは2階建ての家の北側から1~2メートル離れた所に植わっています。6~7月の晴れた日には、直射日光は3時間ぐらい当たりますが、12月には日差しは届きません。夏には日照りが続いても、水をやる回数は週に1回より少ない場合もあるでしょう。にも拘らず、キチジョウソウは1年中同じ緑色を保ちます。乾きやすい日向の場所さえ避ければ、栽培条件を神経質に考えなくてもいいかも知れません。

グラウンドカバーの大事な役割の1つは雑草の侵入を防ぐことですが、この点ではキチジョウソウは優れています。匍匐茎で素早く地面を覆いつくして、大抵の雑草を寄せ付けません。ドクダミのように地下茎で広がる雑草は入ることがありますが、防御は概ね硬いです。匍匐茎は、1枚のレンガなど、低い障害物を越えようとするので、維持したい境目で切り詰める必要があります。表面は粗いということで、木からの落ち葉はある程度吸収できます。秋(主に11月)に咲く花は、近くで見るときれいですが、それほど目立ちません。株分けや移植は簡単で、経済的に地面を覆うことができます。