イチジク「ネグローネ」

科名: クワ科 (Moraceae)
和名: イチジク「ネグローネ」 (イチジク = 無花果)
学名: Ficus carica ‘Negronne’
英名: Negronne fig
区分: 低木 落葉
サイズ: おそらく 3m (高さ) x 2~3m (幅)
日照: 日当たり~半日陰

 

この植物のレビュー編
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評 価 レビュー
中立 2016年10月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

イチジクの木は、江戸時代初期にペルシャから中国を経て日本に渡来したと言われますが、ネグローネという品種は同じ17世紀からフランスで存在していたそうです。かなり古い品種です。

ネグローネのサイズについて、確かな情報は手に入りにくいです。高さ1.8m になると言うサイトもあれば、6m と言うサイトもあります。品種説明には「矮性」という言葉が出る場合と出ない場合があります。私のネグローネの成長はごく遅くて、最初の2年に合計10cm ぐらいしか伸びませんでした。植えてから4年以上経った現在も、1年に15cm 伸びればいい方です。この成長スピードで成木の高さを推定すると、6m は信じがたいです。やや大きい矮性品種と思った方がよさそうです。剪定によって低く抑えられるそうです。多くのイチジクのように、風がよく当たると傾きやすいので、植える場所を慎重に。

ネグローネの葉っぱは小さ目ですが、切り込みの深いイチジクらしい葉っぱです。実は、スーパーによく出るイチジクよりも小ぶりで色が黒いですが、味はほとんど変わりません。実がなるのは初夏と8月後半から9月にかけてですが、晩夏の方が中心となります。私のネグローネの木はまだ高さ1m のせいか、今年の収穫量は5,6個で、その中の1,2個しか初夏に出ませんでした。果物は、人がとるまで落ちませんし、割れにくいですし、高温多湿に強いので、いい特性が数多くあります。しかし、ネグローネの遅い成長、実がなるまでの長い年月、比較的高い値段などを考えると、「コスパが悪い」としか言いようがないです。

2017年9月の追加:

上記のレビューを書いてからさらに1年が経ちました。今年の収穫は10個以上で、果物の平均サイズは去年より大きかったです。ネグローネは、人の根気を試す木ですが、ひたすら待てばいいのです。