ヤクシマハギ

科名: マメ科 (Fabaceae)
和名: ヤクシマハギ (屋久島萩)
学名: Lespedeza bicolor ‘Yakushima’
英名: Yakushima bush clover
区分: 低木 落葉
サイズ: 30~50cm (高) x 150cm 以上 (幅)
日照: 日当たり~半日陰 (日当たりがよいほど、花付きもよい)

 

この植物のレビュー編
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評価 レビュー
2016年10月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

ヤマハギの自然分布は本州から九州にかけての山地だそうです。ヤクシマハギはその矮性品種ですが、特に屋久島とは関係がないようです。色々な植物に「屋久島」の品種名がついていますが、その共通点は原産地ではなく、「小サイズ」ということです。これが分かるまで、かなりの年月がかかりました。

私の庭では、ヤクシマハギは高さ50cm に達したことがないと思います。葉っぱや花は小ぶりながら「萩だ」と一目瞭然ですが、全体の形は噴水状に生えるミヤギノハギとだいぶ違います。ヤクシマハギの枝は地面にへばりついて横に成長します。そこから小枝が伸びて葉っぱを出します。「広がり過ぎた」と思った時に、枝の先端を引き上げて、適宜に切り戻せばいいのです。地下茎で広がる植物に比べて、扱いやすいです。放っておけば、1個のヤクシマハギはゆっくりと2m 前後の幅になるでしょう。土壌を抑えて、浸食を減らすのによさそうです。

ヤクシマハギは、多くのマメ科の植物のように、窒素固定をする根粒菌が根っこに住み着くので、やせ地でも十分育ちます。窒素化合物が周りの土にも染み出るので、近くの植物は得をします。小さいハチは花に訪れることがありますが、ヤクシマハギのタネによる繁殖は見たことがないです。庭のあまり目立たない存在なのに、なければその穴は埋めにくいような気がします。欠点を敢えて言えば、春の芽生えが遅くて、秋の落葉が早いということです。