科名: | イネ科 (Poaceae) |
和名: | ミューレンベルギア 又は ミューリーグラス |
学名: | Muhlenbergia capillaris |
英名: | Pink muhly grass |
区分: | 宿根草 半常緑 |
サイズ: | 90cm x 90cm |
日照: | 日当たり(耐陰性は少しある) |
この植物のレビュー編
評価: | 1 良 (人にすすめたい) | 0 中立 | 0 悪 (植えれば後悔するだろう) |
評 価 | レビュー |
良 | 2023年5月に、神奈川県の Greg はこう書きました:
これまで、私はイネ科の植物をレビューしてきませんでしたが、そろそろミューレンべルギアを褒めそやさなければならない気がします。
ミューレンべルギア属には種がたくさんありますが、園芸業界ではカピラリス(capillaris)種を指す場合がほとんどです。このグラスはアメリカ東部から中米にかけて広く分布しています(地図はこちら)し、それなりの適応力を持っています。暑さ、寒さ、湿度、乾燥、塩分、瘦せ地などに強いです。必要なのは、日向に近い日当たりや水はけのいい土だけです。耐寒性は、文献によってちょっと違いますが、少なくとも-23度までは大丈夫そうです。逆に、氷点下の休眠期がなくてもいいので、北海道から沖縄まで育つはずの優れものです。こんなに強い植物は雑草のように殖えるのではないかと警戒されてもおかしくないですが、私が2,3年前に植えたミューレンべルギアは、地下茎でもこぼれ種でも殖えていません。この点では、ススキよりもよほど好ましいです。
ミューレンべルギアは、春から夏にかけて緑色のヤマアラシ型の草ですが、本領を発揮するのは秋です。神奈川県では、10月からワイヤーのような細い茎の先端部分に大量のピンク色のタネが出て、全体的に綿菓子の様相を呈します。息を呑むほどきれいです。秋が深まると色が褪せますが、形は数か月持ちます。崩れた後で、20㎝の高さまで切り戻していいです。一年の手間はその一回の散髪と適度(少量)の肥料やりです。私は、ミューレンベルギアを単独で植えましたが、ちょっと悔しいです。列植をしたら、見栄えがもっと良かったでしょうから。 |