科名: | オトギリソウ科 (Hypericaceae) |
和名: | ヒペリカム・カリシナム (=学名) |
学名: | Hypericum calycinum |
英名: | St. John’s wort(多くのヒペリカムが呼ばれる名前) |
区分: | 低木 常緑 |
サイズ: | 40~50cm (高さ) x 広がる |
日照: | 日当たり~半日陰 |
この植物のレビュー編
評価: | 1 良 (人にすすめたい) | 0 中立 | 0 悪 (植えれば後悔するだろう) |
評 価 | レビュー |
良 | 2020年3月に、神奈川県の Greg はこう書きました:
ヒペリカム属は約490種の植物を含みますが、その9割以上は庭で使われません。知名度の高い順で言えば、キンシバイやビヨウヤナギはトップに来るでしょうが、カリシナムも中々いい庭植物です。 キンシバイは中心部から次第により長い枝を伸ばすのに対して、カリシナムは地下から斜め上に新梢を伸ばして、本体から離れた所に出ることになります。土が軟らかい場合は、本体から40センチ離れたことも。強健でどんどん広がります。広がる習性を利用すれば、いいグランドカバーになります。 私は、イヌビワの周りの土から石を取り除いて培養土を混ぜ込んで3個のカリシナム苗を植えてみました。2年足らずでそれらの小さい苗は一畳の地面を覆いつくすことになりました。それほど密集したグラウンドカバーではないですが、雑草がほとんど生えてきません。落ち葉はカリシナムの内部によく挟まれて動きませんし、翌年のいい土になります。ありがたい仕組みです。 カリシナムは、湿地や暗い日陰地を除いてどこでも育つような気がします。原産地はヨーロッパ南部からトルコにかけてなので、高温多湿に弱くてもおかしくないですが、これまで夏に弱った様子を見たことがありません。神奈川県の海岸近くでは常緑ですが、冬になると葉っぱは赤味や黒味を帯びます。春に濃い緑色に戻ります。花期はキンシバイより短くて、ほぼ6月だけです。花は、おまけと思った方がよさそうです。 |