ハマトラノオ

科名: オオバコ科 (Plantaginaceae)
和名: ハマトラノオ (浜虎尾)
学名: Pseudolysimachion sieboldianum
英名: 英名がないようだ
区分: 宿根草 落葉
サイズ: 30cm (高さ) x 50~60cm (幅)
日照: 日当たり ~ 半日陰

 

この植物のレビュー編
評価:   1  良 (人にすすめたい)   0  中立   0  悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評 価 レビュー
2017年9月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

ハマトラノオは、同属のトウテイランのように、日本原産ですし、残念ながら絶滅危惧種でもあります。トウテイランが細かい綿毛に覆われているのに対して、海岸植物であるハマトラノオには毛がなくて、葉っぱは肉質で光沢があります。開花中の花序を見れば、両種は近い仲間と頷けます。

ハマトラノオの自然分布は、九州南西部が北限だそうです。高温を好む植物のようですが、関東地方の標高の低い場所では問題なく越冬します。私はハマトラノオをサカタのタネで買って地植えをしてから 6,7年経ちますが、気に入らない点はほとんどないです。背が低いので、強風で傾いても倒れることがなく、艶のある葉っぱは春から晩秋にかけていつもきれいです。それにもまして9月に開花して1ヵ月以上続く花はもっときれいです。花が咲いている間、小型のチョウはほぼ絶え間なくハマトラノオの周りに舞っています。冬になると、葉っぱや古い花がらはみすぼらしくなりますし、翌年の葉っぱがスムーズに出るように、切り戻しを薦めます。ハマトラノオはこぼれ種で殖えますが、切り戻しを冬の後半まで延期すると殖えるのはより確実です。春に新しく出た苗は移植しやすいです。日当たりや水はけのいい所に植えれば、年に1回の切り戻ししか手間がかかりません。