ナツヅタ

野球のスタジアムなど、巨大な建築物を完全に緑化したい場合、ナツヅタはいいでしょうが、個人の庭に使うと後悔の元になる可能性が高いです。とにかく猛スピードで壁や木に上って覆い尽くします。落ち葉の量もすごいのです。

ナツヅタの丈夫なツルを支えるのは吸盤です。その吸盤はものに食い込んで、なかなか取れません。例えば、コンクリートの擁壁からナツヅタを取り除こうと思ったら、最後にワイヤーブラッシュが必要です。家の壁から離す場合、壁の被害は避けられないでしょう。そしてツルを全部取ったとしても、大木にふさわしい根っこが地下に残って、毎年新しい芽を出します。除草剤を使っても、たぶんその年の新芽だけを止めて、翌年からまた新芽が出ます。私は、2，3年かけてナツヅタを枯らそうとしていますが、2015年現在、まだ成功していません。根っこが大きすぎて、周りの植物を壊滅せずに掘り出せません。私の間違いから教訓を学んでください。