コムラサキ

科名: シソ科 (Lamiaceae)  
和名: コムラサキ(小紫)
学名: Callicarpa japonica
英名: Japanese beautyberry, 
区分: 低木 落葉
サイズ: 約 150cm (高さ) x 250cm 以上 (幅)
日照: 日当たり ~ 半日陰

 

この植物のレビュー編
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評 価 レビュー
中立 2024年8月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

コムラサキは、ムラサキシキブほど知名度が高くないにも拘らず、より優れている園芸植物であり、より一般的に庭で使われています。園芸店でさえコムラサキをムラサキシキブの名前で販売しますが、見分け方はそんなに難しくないです。ムラサキシキブは高さ3mぐらいの「木」になって、実がばらばらに付くのに対して、コムラサキの樹高はその半分ぐらいで、実がより小さくて枝に沿って密生します。

鳥(?)が私の庭の適当な場所にコムラサキのタネを落としてくれたので、そのまま育ててみました。タネが発芽して3年ぐらい経ったら、晩夏から秋にかけて紫色の実が見事な光景になりました。秋が深まって葉っぱの紅葉が始まっても、実は付いたままです。黄色の葉っぱとのコントラストは一層目立ちます。

とは言っても、問題点はあることはあります。コムラサキの基本的な樹形は「枝垂れ」ですが、とにかく横に広がりたいタイプの低木です。枝が地面に触れた所から根っこが出て、更に広がります。剪定は可能ですが、切った枝が変形して乱れることもあるので、あまりいい対策ではないです。最初から2.5m以上の幅になると見込んだ方が良さそうです。

次の問題はこぼれ種です。枝にびっしり付いた実は最終的に落ちて、そのほとんどが発芽します。翌年の春に、芝生のように密集したコムラサキの苗が地面を覆います。育てやすい木によくあることですが、成長や繁殖力を抑えるのは手間がかかります。

7月を中心に咲くコムラサキの花はきれいですが、小さくてあまり目立ちません。蜜を吸いに来る昆虫は少しいます。葉っぱには虫の食害があっても多くはないです。