コバノズイナ「ヘンリーズガーネット」

科名: ユキノシタ科 (Saxifragaceae)
和名: コバノズイナ「ヘンリーズガーネット」
学名: Itea virginica ‘Henry’s Garnet’
英名: Virginia sweetspire ‘Henry’s Garnet’
区分: 低木 落葉
サイズ: 100~150cm (高さ) x 200cm~ (幅) (放置すれば)
日照: 木漏れ日~90%日向

 

この植物のレビュー編
評価:   1  良 (人にすすめたい)   0  中立   0  悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評価 レビュー
2020年7月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

コバノズイナは、大きな欠点のない低木です。猫じゃらしのような花はきれいですし、葉っぱは害虫にほとんど食べられませんし、紅葉は鮮やかで長持ちです。コバノズイナはアメリカの植物(分布の地図はこちら)ですが、名前の由来となった「ズイナ」は日本固有種の低木だそうです。

コバノズイナは、何と言っても育てやすいです。日当たりは、1日に3~4時間が理想的ですが、許容範囲が相当広いです。水分量は、多い方がよく育ちますが、神奈川県では、よく根付いた個体は8月に水をやれば、後の11ヵ月は雨で賄えます。気温がマイナス25度になっても枯れません。有機物の多い湿潤な土壌なら、植えた一年目から地下茎で広がります。この点では、アメリカリョウブに似ていますが、コバノズイナの広がり方は緩やかです。ただ、混植には向いていません。新梢は本体から30~40センチ離れた所に出ることを計算に入れてください。新梢を切って広がり方を抑えることもできます。

欠点を敢えて言えば、花期が短いことでしょう。私のコバノズイナは5月半ばに開花しますが、満開は5月下旬、花がなくなるのは6月上旬です。その短い間にハチやチヨウが頻繁に訪れます。花が散っても、端正な姿は秋まで持続し、そして紅葉はいち早く始まって、年末まで一部の赤い葉っぱは枝に残ります。

ヘンリーズガーネットとリトルヘンリーの2品種は良く出回っていますが、私の所には前者を注文したにもかかわらず、小ぶりである後者の方が届いた気がします。基本的に、ヘンリーズガーネットの樹高は100~150センチですが、リトルヘンリーは90センチ以下だそうです。