科名: | リョウブ科 (Clethraceae) |
和名: | アメリカリョウブ (アメリカ令法) 「ハミングバード」 |
学名: | Clethra alnifolia ‘Hummingbird’ |
英名: | Summersweet ‘Hummingbird’ |
区分: | 低木 落葉 |
サイズ: | 100cm (高さ) x 120cm (幅)、 ひこばえを残せば、幅はもっと出る |
日照: | 日当たり~明るい日陰、 許容範囲が広いが、半日陰がベスト |
この植物のレビュー編
評価: | 1 良 (人にすすめたい) | 0 中立 | 0 悪 (植えれば後悔するだろう) |
評 価 | レビュー |
良 | 2016年9月に、神奈川県の Greg はこう書きました:
日本の「リョウブ」と違って、アメリカリョウブは高さ2m~3m にしかならない灌木ですが、分類学上、両者は同属の植物です。アメリカリョウブの分布はアメリカの大西洋側の各州(地図はこちら)なので、日本とほぼ同じ緯度です。いくつかの園芸品種の中で、ハミングバードの特徴は矮性であることです。 ハミングバードが店頭に並んでいるのは見たことがないですが、サカタのタネのオンラインショップから注文ができました。「日陰に強い」と読んだことがあったので、届いた苗木を常緑ヤマボウシの北東側に植えてみました。翌年の4月になると、冬からの目覚めは100種以上の庭植物の中で2番目に遅かったです(矮性サルスベリが1番でした)。葉っぱが揃うと、どちらかと言えばアジサイに似た灌木になりました。7月中旬に花が咲き始めると美貌は一段とアップ。花の甘い香りは、1m の距離からでも必ず気付きます。甘い割には、花に訪れる昆虫は少ないような気がします。虫による食害はほとんどありません。 アメリカリョウブのいいところは、木漏れ日程度の日光量でも香りのいい夏花がきれいに咲くことです。こういう木は珍しいです。日向の場所でも育ちますが、元々高い水分要求がさらに高まります。日がガンガン照りつけて乾きやすい場所には不向きです。ひこばえが出ますけれども、私はそれほど問題視しません。切ってもいいですし、残してもいいです。 ハミングバードという品種は日本ではあまり普及していませんが、「アジサイを植えたいけど、場所がちょっと狭いかも、又はちょっと暗いかも」と思う人に薦めたいです。日本の気候にはよく合うので、もっと使われてもいいです。 |