アスクレピアス・クラサヴィカ

科名: キョウチクトウ科 (Apocynaceae)
和名: トウワタ (唐綿)
学名: Asclepias curassavica
英名: Tropical milkweed, blood flower, Mexican butterfly weed
区分: 多年草 常緑 (ただし、耐寒性が弱い)
サイズ: 約100cm (高さ) x 40cm (幅)
日照: 日当たり

 

この植物のレビュー編
評価:   1   良 (人にすすめたい)   0  中立   0   悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評 価 レビュー
2019年2月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

日本では、二種のアスクレピアスが断続的に出回っていますが、中南米原産のクラサヴィカ(A. curassavica)の方をよく見かけます。もう一方は、アメリカで広く分布しているツベロサ(A. tuberosa)です。

私は、サカタのタネで買ったクラサヴィカの苗を地植えしたのですが、一本の茎は真っすぐ伸びて、夏から冬にかけて黄色い花が茎の先端部分に咲きました。花がまだ咲いている間に、幾つかのサヤができました。晩秋からサヤが時には割れて、綿の付いたタネが出てきました。タネだけ見れば、タンポポに似ています。タネは風に乗って拡散されますが、殖え方が鈍いです。一年で5倍に殖えるかどうかです。発芽する場所はバラバラなので、一ヵ所に育てたいなら、冬にタネを集めるか、春に小さい苗を移植することになります。

神奈川県では、クラサヴィカが外で越冬できるかどうかは微妙です。冬に枯れる個体は確実にありますが、翌年に同じ場所から生えてくる個体もあります。しかし、後者のケースは、タネからできた新芽の可能性が排除できません。

チョウは花に来ますが、思ったほどではないです。逆に、クラサヴィカはアブラムシの磁石です。時々、茎の上部が見えないほどアブラムシに覆い尽くされています。気付いたら、水で洗い落としますが、アブラムシは植物の健康状態に大きな影響はなさそうです。クラサヴィカに傷を付ければ、タンポポのような白い樹液が出てきます。毒性があるそうですが、キョウチクトウのような猛毒ではないです。品種によって黄、オレンジ、赤の花があります。クラサヴィカは丈夫で、暑さ・風・病虫害に強くて、花が鮮やかなので、お薦めします。