ラベンダー・デンタータ

科名: シソ科 (Lamiaceae)  
和名: ラベンダー・デンタータ、たまにフレンチラベンダーとして出回る
学名: Lavandula dentata
英名: Fringed lavender, French lavender
区分: 宿根草 常緑
サイズ: 約 180cm (高さ) x 150cm 以上 (幅)
日照: 日当たり (耐陰性は少々ある)

 

この植物のレビュー編
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評 価 レビュー
中立 2019年4月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

春になりますと、関東地域のホームセンターは決まって多種のラベンダーを売りに出します。イングリッシュ系、ストエカス系などがあって、それぞれの系列の中で複数の品種があります。種類によって耐寒性や耐暑性が違うので、本当に選びにくいです。

今住んでいる中古の家を買った時に、家の前にはラベンダー・デンタータが植わっていました。北海道でよく栽培されるラベンダーではないですが、関東以西の太平洋側では無難で使いやすい種類と思います。私のデンタータは、朝から日没まで日がよく当たる場所に植わっていますが、夏バテはしません。海外のレビューサイトには「(亜熱帯の)フロリダ州はラベンダーの墓場ですが、デンタータは元気に育っています」のようなコメントが多数あります。デンタータの出身地はアフリカ北部やアラビア半島を含むので、暑さに強いはずです。高温多湿は好きな条件ではないですが、水はけさえよければ、枯れる要因にもなりません。しかし、マイナス12度より寒くなれば、被害を受ける可能性が高いです。アルカリ性の土壌が望ましいそうですが、無調整の土壌でも大丈夫です。

デンタータは、花が咲いていない時期がほとんどないほど花期が長いです。春には花が特に多いかも知れません。ハチの大事な蜜源でしょう。デンタータの古株は巨大化しやすくて、擁壁の上から垂れる場合、上下2メートルを超えることがあります(写真参照)。古い枝の一部は枯れますが、強剪定に耐えます。私のデンタータは、恐らく20年以上生き続けていますが、まだ新梢、花、こぼれ種を出しています。デンタータはラベンダーらしい香を放ちますが、料理には向いていないそうです。