ヤポンノキ

科名: モチノキ科 (Aquifoliaceae)
和名: ヤポンノキ
学名: Ilex vomitoria
英名: Yaupon holly, yaupon
区分: 低木~高木 常緑
サイズ: おそらく 6m (高さ) x それに近い幅:刈り込みに耐える
日照: 日当たり~半日陰

 

この植物のレビュー編
評価:   1   良 (人にすすめたい)   0   中立   0    悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評 価 レビュー
2018年2月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

ヤポンノキはアメリカ南東部原産ですが、日本国内に自生しているモチノキ、クロガネモチ、ソヨゴ、イヌツゲなどと同じ Ilex 属に入っています(分布の地図はこちらです)。葉っぱや樹形はイヌツゲに似ていますが、イヌツゲよりも成長が速くて、背が高くなりやすいです。

日本では、ヤポンノキにはまだ希少価値があって、値段はそれなりに高いです。私は4,5年前に18,000円でヤポンノキを買いましたが、今まで買った木々の中で最も高価なものです。しかし、値段に見合った長所があります。土壌を選びませんし、暑さ、乾燥、強風、病害虫に強くて、大きくなりすぎた時の剪定を除いて、手間がかかりません。私に言わせれば耐風性は特筆すべきです。トベラと同じぐらい風に強くて、他の木が風にやられた場所に植えてもたぶん大丈夫でしょう。最初は支柱が必要ですけど。

原産地では、ヤポンノキは赤い実がつきます。しかし、Ilex 属(モチノキ属)の木は雌雄異株なので、雌株があっても、一本では実付きが悪いです。私のヤポンノキは、おそらく雄株です。春には木の周辺は小さい昆虫でざわざわしますが、花はほとんど見えないほど小さくて、赤い実は一度もできていません。「実がなる」と期待しない方がよさそうです。逆に、一年中変化のほとんどない常緑樹は期待できます。英語のレビューサイトにおいて、「吸枝がよく出る」と嘆く投稿者が複数いますが、私は未だ吸枝を見たことがないです。