ミツバハマゴウ「プルプレア」

科名: シソ科 (Lamiaceae)  
和名: 別名 ニンジンボク「プルプレア」として出回る場合もある
学名: Vitex trifolia ‘Purpurea’
英名: Arabian lilac, simpleleaf chastetree
区分: 低木 常緑
サイズ: 200~300cm (高さ) x 400cm ~ (幅) (剪定に強い)
日照: 日当たり~半日陰

 

評価:  良 (人にすすめたい)    中立   0  悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評 価 レビュー
2021年8月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

ミツバハマゴウは、同属の西洋ニンジンボクに比べて知名度がやや低いようですが、最近ガーデンセンターによく出回るようになりました。私は、近くのスーパーで売れ残ったミツバハマゴウを300円で手に入れた時に、失敗しても損は知れているので、地植えをしてみようと思いました。

失敗どころか、ジャックの豆の木のように成長しました。しかし、横枝が多くて、地面に近い横枝ほど成長が速かったです。数年観察した結果、幅は高さの2倍以上になることが分かりました。私のミツバハマゴウは高さ2mぐらいで縦の成長がほとんど止まっていますが、幅を2~3mに抑えるため、夏から秋にかけて二か月に一回の剪定が欠かせません。イスラエルから、幅10mのミツバハマゴウの報告もあります。

栽培条件ですが、ミツバハマゴウは日本の梅雨にも、オーストラリアの乾季にも耐えられます。根が付いたら、水をやる必要がないです。日当たりのいい場所は理想的ですが、半日陰でも元気そうです。熱帯の樹木なので、温度は高い方がいいです。冬の気温が-4度ぐらいを下回れば、葉っぱや枝先は被害を受けますが、次の夏に回復します。

ミツバハマゴウの最大の魅力は、全体的に紫色っぽいことでしょう。葉っぱの裏側は紫色ですし、夏から秋にかけて咲く花は青紫色です。ちょっと離れた所からミツバハマゴウを見ると、紫色の霧がかかっているように見えます。春に多くの葉っぱが入れ替わる時期があって、その時だけは色が褪せます。虫の食害がほとんどありません。花は小さいですが、ハチは普通に寄ってきます。樹形が荒れやすいですが、ミツバハマゴウは面白くて会話の種になります。