ヒメツルニチニチソウ

科名: キョウチクトウ科 (Apocynaceae)
和名: ヒメツルニチニチソウ
学名: Vinca minor
英名: Common periwinkle, lesser periwinkle, dwarf periwinkle, Vinca minor
区分: 宿根草 常緑
サイズ: 10cm (高さ) x 広がる
日照: 日当たり~日陰、猛暑日の多い所は半日陰以下

 

この植物のレビュー編
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評 価 レビュー
中立 2019年10月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

ツルニチニチソウの矮性品種と間違えやすいですが、ヒメツルニチニチソウは同属別種の植物です。原産地はヨーロッパからロシア南部にかけての地域なので、暑さよりも寒さに強いですが、半日陰の場所に植えれば、神奈川県の夏は問題なく越します。私のヒメツルニチニチソウは、午前中には日陰、午後には直射日光が当たったり木陰に入ったりするような場所に植わっていますが、葉焼けは全くありません。

「ヒメ」の方はツルニチニチソウよりも全体的に小ぶりですし、つるは地を這って広がります。つるの節から根っこが出て、土をきめ細かく縛るので、地面固定には効果的です。私は斜面に使ったことがないですが、使ってみる価値はあるかも知れません。雑草を抑えるグラウンドカバーとしてよさそうですが、私の経験では、草類がやや入りやすいです。

ヒメツルニチニチソウは日陰や乾燥に強いので、芝生の代わりに木の下に植えられることがよくありますが、注意すべき点もあります。背丈はせいぜい10 cm なので、大きな落葉樹の下なら、落ち葉に埋もれやすいです。それでも強健なヒメツルニチニチソウは枯れませんが、見た目はあまりよくないです。

しっかり根付けば、ヒメツルニチニチソウの広がる速度は上がって、レンガなどの低い障害物を乗り越えます。時々切り戻す必要は出てくるでしょう。3月~5月に咲く花はきれいですが、足の甲の高さなので、それほど目立ちません。蜜を吸いに来る虫もいませんし、虫による食害もないです。