ヒメウツギ

科名: アジサイ科 (Hydrangeaceae)  
和名: ヒメウツギ (姫空木)、 ウノハナ (卯の花)
学名: Deutzia gracilis
英名: Slender deutzia
区分: 低木 落葉
サイズ: 100cm (高さ) x 120cm (幅)
日照: 日当たり~明るい日陰

 

この植物のレビュー編
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評 価 レビュー
2016年2月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

「ヒメ」(姫)は植物名の接頭語として使われる場合、2通りの意味があり得ます。1つは、ヒメシモツケのように「シモツケの矮性亜種または品種」という意味です。もう1つは、ヒメウツギのように「ウツギに似ていますが、より小さい別種」という意味です。だいたい「本種」と「ヒメ種」は近い仲間ですが、 そうでもないケース(ハギとヒメハギ)もあります。「ヒメ」の付け方は本当にいい加減で、確かに分かるのは「何かより小さい」ということだけです。

比較基準となるウツギを栽培していませんけれども、ヒメウツギは低木としても小さい方です。「亜低木」と言った方がいいでしょう。私は年に1回、横に伸びすぎた数本の枝を切るだけで、6才以上の個体は約1m x 1m になっています。枝は丈夫で、台風でも折れません。

ヒメウツギは日本の固有種で、関東から四国や九州にかけて分布しているそうです。順応力が強くて、日当たりで育っている私のヒメウツギは葉焼けを起こしませんし、1日に2~3時間しか日が当たらない場合でも「これでも花は咲く」と言う人はいます。紅葉はしませんが、春の目覚めはとても早くて、3月下旬にほとんどの葉っぱが出揃います。途中でマイナス気温になっても、被害を受けません。

ヒメウツギの見ごろは、白い小花にびっしり覆われる4月~5月です。たくさんの小さいハエは花に集まりますが、イエバエよりずっと小さくて、不潔な感じが全くしません。タネによる繁殖を確認したことがなくて「手間いらず」に近い低木です。