ニオイヒバ「グロボーサ」

科名: ヒノキ科 (Cupressaceae)
和名: グロボーサ
学名: Thuja occidentalis ‘Globosa’
英名: Globosa arborvitae (arborvitae の代わりに white cedar とも言う)
区分: 低木 常緑
サイズ: 150cm x 150cm までは約 10年かかる
日照: 日当たり~半日陰

 

この植物のレビュー編
評価:   1  良 (人にすすめたい)   0  中立   0  悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評 価 レビュー
2017年1月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

「グロボーサ」は「デグルーツ・スパイアー」と同じく、ニオイヒバから開発された矮性コニファーです。この2 品種は兄弟関係にありますが、形状が全く異なります。デグルーツ・スパイアーは細いロケット型になるのに対して、グロボーサは自然に球形になります。ニオイヒバの北米における分布地図はこちら

グロボーサは育てやすい低木です。日光が好きですが、半日陰でも育ちます。風に強いですが、極端な乾燥が嫌いです。気温に対する許容範囲は驚くほど広いです。私が生まれ育った町では、冬の気温はマイナス40度になりますが、グロボーサは公園にも個人宅にも普通に使われています。逆に、神奈川県の自宅では、日向の所に植わっているグロボーサは1,2回ほんの少し葉焼けを起こしたこともありますが、暑さが収まれば、治りました。暑さで有名な熊谷市のような所では、午後の日よけが必要かもしれません。

矮性コニファーは長期にわたって一定の成長スピードを保つ傾向が強いです。その為、初心者は最終サイズを過小評価して、植えすぎること又は壁や通路に近すぎる所に植えることがよくあります。私もそうしました。柵に近いところに植えたグロボーサはやがて柵に強く押し付けられた格好になりました。対策として、木の下半分から葉っぱを全部取り除いて、写真に写っているマッシュルーム型にして、問題を解決しました。裸にした枝から葉っぱはほとんど再生しませんし、木の健康状態にもほとんど影響がないようです。年に1回軽く刈れば、緑の表面はより密生します。

注意点:(1)グロボーサは、ニオイヒバの人気品種の中では冬の銅色ははっきりしている方です。「一年中、緑色の方がいい」と思う人は「グリーンコーン」などの品種を選べばいいです。(2)ニオイヒバ以外のコニファーにも「グロボーサ」という品種があるので、買う際には注意が必要です。