グミ「マリリン」

科名: グミ科 (Elaeagnaceae)
和名: グミ「マリリン」(正式に言うとナワシログミではない)
学名: Elaeagnus x ebbingei ‘Maryline’
英名: Oleaster または Ebbing’s silverberry + ‘Maryline’
区分: 低木 常緑
サイズ: 250cm (高) x 200~250cm (幅)
日照: 日当たり~半日陰

 

この植物のレビュー編
評価:   1   良 (人にすすめたい)   0  中立   0   悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評 価 レビュー
2022年2月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

マルバグミとナワシログミの交雑種からできた「ギルトエッジ」や「ライムライト」という斑入り品種のグミは昔からありますが、2000年に、新たな斑入り品種がフランスで発見されました。「マリリン」と名付けられて、近年、園芸業界にデビューしました。

私は、2019年にマリリンを植えましたが、印象はとてもいいです。葉っぱの三色模様は鮮やかでくっきりしていますが、けばけばしいというところまではいきません。樹形はギルトエッジよりまとまりが良くて、剪定をあまり必要としません。地面近くに横枝がなくて、広めのV字型になるので、狭い庭に一番適している常緑グミであると思います。木の上部から徒長枝は出ますが、せいぜい数本ですし、切っても切らなくてもいいです。成長は低木としては速い方です。虫による食害は少しありますが、葉っぱの細かい模様がそれを隠します。マリリンは、花や実を作らないそうです。私も花を見ていませんし、マリリンを発見したフランス人も特許の申請には「花を観察していない」と書いています。

全ての常緑グミに関して言えることですが、マリリンも暑さ、風、乾燥などに強いです。日向の場所を好みますが、半日陰でも大丈夫です。マリリンが嫌うのは、常に湿った土だそうです。全てのグミは、マメ科の植物のように窒素固定ができるので、瘦せ地でも育ちます。

店でマリリンの商品説明を見れば、「最終樹高 150㎝」と記載していることが多いでしょう。しかし、私のマリリンは、3年で230㎝になっていますし、特許には「200~250㎝」と書いてあります。以前にも指摘しましたが、商品タグの情報は当てになりません。マリリンは、低めの目隠しとして使用するのに十分な高さがあると思います。

英語では、この木の品種名は「メリーライン」ですが、日本では「マリリン」になってしまいました。誰かの知名度を利用するためのでしょうか。