キョウチクトウ「ペチートサーモン」

科名: キョウチクトウ科 (Apocynaceae)
和名: キョウチクトウ「ペチートサーモン」
学名: Nerium oleander ‘Petite Salmon’
英名: キョウチクトウ = Oleander
区分: 低木 常緑
サイズ: 150cm (高さ) x 150~180cm (幅) (推測)
日照: なるべく日当たりのいいところ

 

この植物のレビュー編
評価:   0   良 (人にすすめたい)   1  中立   0   悪 (植えれば後悔するだろう)

 

評 価 レビュー
中立 2017年5月に、神奈川県の Greg はこう書きました:

キョウチクトウの基本種は、外側の枝が横に伸びたり倒れたりするので、高さよりも横幅のスペースを取ることがあります。小スペースに収まるペチートシリーズはその問題を解決しました。プロポーションは基本種と似ていますが、おそらく高さは1.5m を超えなくて、全体的に小ぶりです。

私は、植木屋さんで10cm 以下のポットで冬を過ごしたばかりのペチートサーモンを買ったので、苗木の健康状態は良くなかったです。ところが、かなり暑くなる南向きの擁壁の手前に植えてみれば、翌年に完全に元気を取り戻し花がたくさん咲きました。「咲き乱れる」ほどではないですが、梅雨前から数ヵ月に渡って少なくない数の花が開花します。原産地が熱帯や亜熱帯の西アジアと言われるキョウチクトウは特に暑さや乾燥には強いですが、水はけさえよければ、梅雨も平気で乗り切ります。肥料の要求度は高くないです。ペチートシリーズは基本種より寒さに弱いと読んだことがありますけれども、-5度になるわが庭では寒さの被害は皆無です。もっと寒くなっても大丈夫でしょう。

私のペチートサーモンには支柱が必要ですが、風当たりの強い場所のせいかも知れません。支柱がいらない場合もあるでしょう。剪定してもいいですが、ゴム手袋が必要です。毒性の強い樹液を肌につけてはいけません。同じ理由で、ボヤで剪定した枝を燃やしてはいけません。煙も有毒です。毒の点は少し厄介ですが、維持・管理しやすいいい花木です。

2018年4月の追加:

矮性品種に限る話かも知れませんが、ペチートサーモンは倒れやすいことが判明しました。倒れかけた時に、私は木を立て直して2本目の支柱を地面に挿して、支えました。しばらくすると、片方の支柱が折れてペチートサーモンは横たわっていました(写真参照)。根っこの成長が地上部に追い付かなったようです。評価を「中立」に引き下げます。